はじめに
オリパとは、トレーディングカードショップや個人が自分で組み合わせて販売する特別なカードパックのことです。
中身が開けるまで分からないワクワク感が魅力で、多くのカードファンに親しまれています。
最近では、BASEというネットショップ作成サービスを使ってオリパを販売したいと考える人が増えています。
BASEは、誰でも手軽にネットショップを開設できる便利なサービスですが、オリパのような特別な商品を扱うには注意すべきルールがあります。
この記事では、学生でも理解できるように、BASEでオリパ販売を始めるための基本知識、法律、そして信頼されるお店作りのコツをわかりやすく解説します。
BASEとはどんなサービスか
BASEは、日本で最も利用者が多いネットショップ作成サービスの一つで、初心者でも短時間で本格的なオンラインショップを開設できるのが特徴です。
特に、個人や小規模チームでも「低コストで始められる」「デザイン性が高い」「運営が簡単」という3つの強みを持っています。
BASEの基本構造と料金システム
BASEの最大の魅力は、初期費用や月額費用が一切かからない「無料プラン」が用意されていることです。
実際に費用が発生するのは、商品が売れたときのみで、決済手数料(3.6% + 40円)とサービス利用料(3%)がかかります。
この「売れたときだけ支払う」仕組みは、リスクを抑えながらネットショップを始めたい人に最適です。
また、事業規模が大きくなった場合に利用できる「グロースプラン」では、月額16,580円(年払い)で決済手数料が2.9%に引き下げられます。
売上が安定してきたショップにとっては、総コストを下げるための選択肢として非常に有効です。
豊富なデザイン機能とテンプレート
BASEには、100種類以上のデザインテンプレートがあり、直感的な操作で自分だけのブランドイメージを作り上げることができます。
プログラミングやHTMLの知識がなくても、色やフォント、レイアウトを自由にカスタマイズできるため、学生でも簡単にプロレベルのショップデザインを実現できます。
さらに、ロゴ作成ツールや商品画像編集機能なども内蔵されており、特別な外部ソフトを使わなくても、完成度の高いビジュアル表現が可能です。
特にトレーディングカードやアパレルのように「見た目が重要な商品」を販売する場合、BASEのビジュアル設計機能は大きな武器になります。
集客と販売を支援する仕組み
BASEは単なるネットショップ作成ツールではなく、集客をサポートするためのシステムが整っています。
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Pay IDとの連携:BASEで作ったショップは自動的に「Pay IDアプリ」に登録され、全国1,500万人以上のユーザーにアプローチできます。これにより、新規顧客を獲得しやすくなり、スタート時の集客負担を軽減できます。
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SNS連携機能:InstagramやX(旧Twitter)で商品の写真を投稿すると、直接商品ページへリンクできるため、ビジュアル訴求が効果的に行えます。
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BASEクーポン・メール配信機能:定期的に配信されるBASE主催の割引クーポンキャンペーンでは、値引き分をBASEが負担することもあり、出店者がリスクを負わずに集客を強化できます。
決済・発送・在庫管理の利便性
BASEでは「BASEかんたん決済」を導入しており、クレジットカード、コンビニ払い、銀行振込、キャリア決済、Pay IDなど、幅広い決済方法を自動で利用できます。
これにより、購入者は自分に合った支払い方法を選べるため、購入率が向上します。
発送に関しても、「BASEロジ」と呼ばれる倉庫・物流サービスがあり、商品の保管から配送までを代行してもらうことが可能です。
特に在庫管理に不慣れな初心者にとって、この機能は非常に便利です。
BASEがオリパ販売と相性が良い理由
オリパのようにトレーディングカードを販売する場合、BASEの「シンプルな料金体系」「SNSとの相性」「顧客への安心感」は非常に有効に働きます。
特に、InstagramやXで当たりカードの画像を共有し、Pay ID経由でスムーズに購入してもらえる流れを作ることができるため、集客から販売までを一気に完結させることができます。
ただし、BASEは誰でも簡単に始められる一方で、「古物商許可の提出」や「景品表示法の遵守」など、オリパ販売に特有の法的ルールには注意が必要です。
信頼性を重視した運営を心がけることで、長期的に成功できる環境を築けます。
オリパ販売に必要な古物商許可
オリパ販売を行うには、必ず「古物商許可」を取得しなければなりません。
これは、トレーディングカードを他人から買い取って再び販売することが「中古品の取引」に該当するためで、古物営業法によって定められています。
法律を無視して販売を行うと、BASEのショップ停止だけでなく、最大3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。
古物商許可が必要になる理由
古物営業法では、他人から買い取った中古品を販売・交換・レンタルすることを「古物営業」と定義しています。
カードが未開封であっても、一度でも個人の手に渡っている場合は「古物」とみなされるのがポイントです。
そのため、フリマアプリ(メルカリなど)やオークションでカードを仕入れてオリパに封入する場合、古物商許可は必須となります。
逆に、完全に新品の商品をメーカーや卸業者から仕入れて販売する場合や、自分のコレクションを一度きり出品する場合は、古物商許可が不要なケースもあります。
ただし、継続的に利益を得る目的で販売を行う場合は、例外なく許可を取得するのが安全です。
古物商許可の申請手順
古物商許可の取得は、次の手順で行います。
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申請先:住民票の住所地を管轄する警察署の「生活安全課 防犯係」
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必要書類:
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古物商許可申請書
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誓約書(欠格事由に該当しない旨)
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住民票(本籍地入り)
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身分証明書(市役所発行)
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略歴書(過去5年分)
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賃貸契約書または使用承諾書(店舗がある場合)
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手数料:19,000円(警察署に収める)
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審査期間:40日前後(通常1〜2か月)
審査の途中で警察から質問がある場合もあります。
例えば「どのようなカードを扱うのか」「ネットでのみ販売するのか」などを確認されることがあります。
許可取得後に必要な対応
許可証が交付されたら、次の3つの対応を忘れずに行いましょう。
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BASEへの提出:BASEのサポートページから「古物商許可証の画像」を提出します。未提出のまま販売を始めると、BASEの規約違反となりショップが非公開になることがあります。
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許可番号の明記:「特定商取引法に基づく表記」ページに、発行された許可番号と公安委員会名を正しく記載します(例:東京都公安委員会 第301032418139号)。
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帳簿の作成と保管:仕入れ・販売の履歴を「古物台帳」に記録する義務があります。電子スプレッドシートやノートで構いませんが、5年間の保存が必要です。
許可取得にかかる費用と時間の目安
| 項目 | 内容 | 金額・期間の目安 |
|---|---|---|
| 申請手数料 | 警察署に支払う費用 | 19,000円 |
| 行政書士依頼費用 | 書類代行を依頼する場合 | 約40,000〜50,000円 |
| 審査期間 | 提出から許可交付まで | 約1〜2か月 |
個人で申請することも可能ですが、書類の記入に不安がある場合は行政書士に依頼するのがおすすめです。
特に初めての申請では、書類の不備によって審査が遅れるケースが多いため注意しましょう。
オリパ販売における古物商許可の重要性
オリパ販売は「信頼」が最も大切なビジネスです。古物商許可を取得しているかどうかは、消費者にとって信頼できるショップかどうかを判断する重要な基準になります。
ショップページやSNSプロフィールに「古物商許可番号」を明記することで、安心感と信頼性を高めることができます。
また、BASEのような大手プラットフォームでは、古物商許可の提出が必須項目となっているため、許可なしではオリパ販売を行うことができません。
法的にもプラットフォーム規約的にも、古物商許可は事業を始める「入場チケット」といえる存在です。
許可取得後の注意点
許可を得た後も、以下の点に注意が必要です。
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無許可の友人や他店舗からカードを仕入れて転売しない
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許可証を他人に貸したり譲ったりしない
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転居・屋号変更・販売場所変更時には必ず警察に届出を出す
これらの違反をした場合、最悪の場合は許可取消や営業停止処分になることがあります。
注意すべき法律とルール
BASEでオリパを販売する際には、法律や規制にしっかり注意する必要があります。
特に「賭博罪」と「景品表示法」は、販売の仕方によっては問題になる可能性があります。
知らなかったでは済まされないケースもあるため、法律の概要と安全な運営方法を理解しておきましょう。
賭博罪(刑法第185条)に関する注意
賭博罪とは、「偶然の結果によって財産上の利益を得る行為」を禁止する法律です。
刑法第185条では、単純賭博でも「50万円以下の罰金」や「科料」が課される場合があります。
オリパは中身がランダムに決まる点で「偶然性」を持っていますが、購入者が必ず商品(カード)を受け取れるため、一般的には賭博には該当しないと考えられています。
ただし、以下のようなケースではグレーゾーンになる可能性があります。
賭博罪に該当するおそれがあるケース
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当たりカードの価値が極端に高い場合(例:数万円〜数十万円相当)
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販売者が抽選結果を恣意的に操作している場合
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「1等が出るまで販売を続ける」など、ギャンブル的要素を煽る表現をしている場合
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「ポイントで再抽選できる」など、金銭が間接的に賭けの対象になる仕組みを導入している場合
こうしたケースでは、「偶然の利益を争う行為」とみなされる可能性があります。
安全に販売するためには、全員が適切な価値の商品を確実に受け取れる構成にすること、抽選や封入率を明示することが重要です。
対策のポイント
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総口数・当たり数・最低保証内容を明確に記載する
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「ギャンブル」や「爆アド(爆益)」などの過激な表現を避ける
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当たりカードの実物写真を掲載し、抽選の公平性を示す
景品表示法に関する注意
景品表示法(正式名称:「不当景品類及び不当表示防止法」)は、消費者を誤解させるような宣伝を禁止する法律です。
特にオリパ販売では、「当たりが入っていない」「確率を偽る」「写真と異なるカードを封入する」といった行為が違反にあたる可能性があります。
違反にあたる可能性がある行為
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「大当たり確定!」など誇張した表現を使用
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実際には封入されていないカードを画像で掲載
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当たりカードの枚数や確率を非公開にする
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「今だけ限定!」など根拠のない煽り文句を使う
こうした誤解を招く販売手法は「優良誤認表示」「有利誤認表示」として処罰の対象になります。
違反が発覚した場合、公正取引委員会による行政処分や、BASEからのアカウント停止が行われることもあります。
遵守のためのポイント
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商品説明に「当たりカードの種類・枚数・確率」を正確に明記する
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実際に封入しているカードの写真を掲載する(イメージ画像禁止)
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「最低保証」を明記し、外れでも一定の価値を保証する
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SNSでの宣伝時にも誤解を招く表現を避ける
その他の関連法規・ルール
オリパ販売では、賭博罪・景品表示法のほかにも、次の法律やルールに注意が必要です。
特定商取引法
BASEでは「特定商取引法に基づく表記」を必ず記載する義務があります。
販売者の氏名・住所・電話番号・メールアドレス・販売価格・送料・返品条件などを正確に記載しましょう。
匿名や虚偽の記載は違法行為となります。
古物営業法
他人から購入したカードを販売する場合は、「古物商許可」が必要です。
これを持たずに販売すると、法的罰則を受ける可能性があります(詳細は「古物商許可」章を参照)。
プラットフォーム規約
BASEには独自の出品ルールがあり、「違法行為や不適切なコンテンツを含む商品」の販売は禁止されています。
ルール違反が発覚するとショップが即時停止になることがあります。
BASEガイドラインを常に最新の状態で確認しましょう。
安全で信頼される販売を行うために
オリパ販売は、ギャンブル性が高い商品として誤解されやすい側面があります。
だからこそ、誠実な情報開示と透明な運営が欠かせません。
安全に運営するための3つのポイント:
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確率・構成・価格を明確にする
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誇張表現を避け、冷静な説明を心がける
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消費者からの問い合わせには迅速・丁寧に対応する
信頼されるショップを作るポイント
BASEでオリパ販売を成功させるための最大の要素は「信頼」です。
どれだけ魅力的なオリパを作っても、購入者が安心できなければリピーターは生まれません。
信頼されるショップは、透明性・誠実さ・丁寧な対応の3つを徹底しています。
以下では、信頼を構築するための実践的なポイントを詳しく解説します。
ABOUTページを通じて「人柄」を伝える
「ABOUTページ」は、あなたのお店の顔です。
単に「カード販売をしています」と書くだけではなく、どんな思いでショップを立ち上げたのか、なぜオリパを販売しているのかを丁寧に説明しましょう。
記載のポイント:
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自己紹介:販売者の名前やニックネームを記載し、親しみを持ってもらう
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目的:なぜオリパを販売しているのか(例:カードを通して人とつながりたい、コレクター同士の輪を広げたい)
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信念:カードの品質や公正さに対する考え方を明確にする
「誠実に運営している人だ」と感じてもらうことで、購入者の安心感は格段に高まります。
特定商取引法に基づく表記を正確に記載する
BASEでは、法律に基づき「特定商取引法に基づく表記」を公開することが義務付けられています。
これを正しく記載することが信頼の第一歩です。
曖昧な表現や記載漏れがあると、「実在しない業者ではないか?」と不安を招く原因になります。
記載項目例:
| 項目 | 記載内容の例 |
|---|---|
| 販売業者名 | 猫太郎カードショップ |
| 運営責任者 | 猫太郎 太一 |
| 所在地 | 東京都世田谷区○○1-2-3 |
| 電話番号 | 03-XXXX-XXXX |
| メールアドレス | info@nekotaro-card.com |
| 古物商許可番号 | 東京都公安委員会 第301032418139号 |
| 販売価格・送料 | 商品ページに記載 |
| 支払い方法 | クレジット・銀行振込・コンビニ決済など |
| 返品・キャンセル対応 | 商品到着後3日以内にご連絡ください |
これらを明確に記載することで、消費者からの信頼が大幅に向上します。
商品ページの透明性を高める
オリパ販売では、「実際にどんなカードが封入されているか」が最も気になるポイントです。
購入者に安心してもらうためには、商品ページの情報をできる限り具体的に、かつ正確に書く必要があります。
商品ページで記載すべき内容:
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総口数・当たり枚数・最低保証の明記
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当たりカードの実物写真を掲載(イメージ画像禁止)
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パック単価と合計金額の明示
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抽選や封入の方法(例:スタッフによるランダム封入、動画記録あり)
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カードの状態(美品/プレイ用/傷あり など)
特に当たりカードを魅せる写真は、購入意欲を左右します。
照明や背景にも気を配り、カードが映える写真を撮影しましょう。
発送・返品対応で誠実さを示す
商品が手元に届くまでの体験も、信頼を左右する重要な要素です。
特にカードは傷つきやすい商品のため、梱包や発送方法に細心の注意を払いましょう。
発送のポイント:
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スリーブ+硬質ケース+防水包装を基本とする
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追跡番号付きの配送方法を選択(例:ネコポス、クリックポスト)
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発送までの日数を明記(例:「注文から2〜3営業日以内に発送」)
返品対応の工夫:
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カードの破損や誤配送があった場合の交換・返金ポリシーを明確にする
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トラブル時にはSNSやメールで迅速に連絡を取り、丁寧に対応する
小さな誠実さの積み重ねが、リピーターを増やし口コミを生みます。
SNSで「透明性」と「つながり」を演出する
BASEショップとSNSを連携し、開封報告・販売告知・お客様の声などを積極的に発信しましょう。
SNSは信頼の可視化に最も効果的な手段です。
活用のヒント:
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「#開封報告」「#オリパ結果報告」などのハッシュタグを推奨する
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販売者自身が開封動画を投稿して公正さを示す
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定期的に当選者報告を公開し、透明な運営を印象づける
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お客様の投稿をリポストして感謝を伝える
SNSを通じて「顔の見える運営」を行うことで、ショップ全体の信頼性が飛躍的に向上します。
信頼構築のための最終チェックリスト
BASEでオリパ販売を行ううえで、信頼を獲得し、長期的に安定した運営を続けるために欠かせないチェック項目です。
以下の項目を定期的に見直すことで、初心を忘れず誠実なショップ運営を維持できます。
- 基本情報・法令遵守
- 商品ページの透明性
- 顧客対応・運営体制
- ブランドイメージとSNS発信
- 定期的な自己点検
BASEでオリパ販売を成功させる3つの姿勢
BASEでオリパ販売を継続的に成功させるためには、単に「売る」だけではなく、販売者としての姿勢や考え方が重要になります。
特にオリパという商品は、運要素を含むため、購入者との信頼関係が事業の根幹を支えます。
ここでは、成功している販売者に共通する3つの基本姿勢をより詳しく紹介します。
ルールを守る|コンプライアンスを重視する姿勢
BASEでオリパを販売する上で最も大切なのは、法令とプラットフォームのルールを守ることです。
特に以下の3つのポイントを意識しましょう。
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古物商許可の取得と提示:中古カードを扱う場合、古物営業法に基づく許可が必要です。取得後は許可番号をショップページに記載し、BASEの審査にも提出します。
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景品表示法の遵守:誇張広告や曖昧な表現は避け、当たりカードや還元率を正確に記載することが信頼につながります。
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BASE利用規約の確認:BASEでは、禁止商品や販売形式(ガチャなど)に制限があります。定期的に規約を確認し、更新に対応できるようにしましょう。
ルールを守ることは、「安全に販売する」ための最低条件であると同時に、「信頼される販売者」になるための最初のステップでもあります。
正直である|誠実な情報提供を心がける姿勢
オリパ販売で信頼を得るためには、誇張や曖昧な表現を避け、誠実に情報を伝えることが重要です。
特に以下の点を意識しましょう。
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商品内容の完全開示:総口数、当たりカードの内容、最低保証などを明確に表示します。
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画像の透明性:実物カードを自分で撮影し、他人の画像やイメージ写真は使わないようにします。
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発送や在庫状況の正確な記載:発送が遅れる場合や在庫切れのときは、すぐに顧客へ連絡します。
誠実な販売者は、一時的な売上よりも「信用の蓄積」を優先します。
購入者はその姿勢を敏感に感じ取り、信頼が口コミやリピートにつながります。
お客さんとつながる|コミュニティを育てる姿勢
BASEで長く愛されるショップになるためには、顧客とのつながりを大切にすることが欠かせません。
SNSを活用することで、販売者と購入者の距離を縮めることができます。
効果的なSNS活用法:
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X(旧Twitter)・Instagramの活用:「#開封報告」「#オリパ結果」などのハッシュタグを推奨して拡散を促すと、自然な口コミ効果が生まれます。
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購入者の投稿をリポスト・紹介:実際の当選報告やレビューをシェアすることで、公正な販売姿勢をアピールできます。
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定期的な発信:販売情報だけでなく、カードに関する豆知識やパック制作の裏側なども共有すると、ファンが増えやすくなります。
SNSでの発信は「宣伝」ではなく、「信頼を積み上げる場」として運用するのが理想です。
価格だけでなく価値で差別化する
BASEでは多くの販売者が存在するため、単なる価格競争では長期的な成功は難しいです。
むしろ、「テーマ性」「体験」「デザイン」といった要素で差別化することが、持続的な成長につながります。
差別化の具体例:
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テーマ性のあるオリパ:「旧イラスト特集」「タイプ別(炎・水・草など)」「世代別レアカード」など、ストーリー性のある構成にする
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高級感のあるパッケージング:カードを守るだけでなく、「開ける瞬間のワクワク感」を演出する
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限定イベント販売:フォロワー限定のオリパや記念日限定パックなど、特別感を出す
価格よりも「体験価値」を重視することで、顧客に長く愛されるショップへと成長します。
BASEの機能を最大限に活用する
BASEには初心者でも簡単に使える便利な機能が多数あります。
特に以下の機能はオリパ販売と相性が良いです。
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クーポン機能:リピーター向けに割引クーポンを配布して再購入を促す
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メルマガ配信機能:販売開始情報や新作テーマを事前告知する
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デザインテンプレート:統一感のあるデザインでショップのブランド力を高める
これらの機能を組み合わせることで、顧客との関係を深めながら効率的に運営することができます。
失敗を防ぐためのアドバイス
BASEでオリパ販売を始める際、多くの初心者がつまずくのは「準備不足」と「焦り」です。
オリパ販売は見た目以上に計画性と丁寧さが求められるビジネスです。
ここでは、初心者がやりがちな失敗例と、それを防ぐための具体的な方法を紹介します。
まずは小さく始める
最初から大規模な販売を目指すのではなく、まずは少量(10〜20パック)から始めるのがおすすめです。
小規模でスタートすれば、カードの選定や封入作業、発送手順などを練習しながら改善できます。
小規模スタートのメリット:
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ミスをしても被害を最小限に抑えられる
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仕入れコストを抑えられる
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顧客対応や発送作業を一人で管理しやすい
特にBASEでは、販売開始直後にすぐ多くの注文が入ることは少ないため、最初は「テスト販売」として運営を経験することが大切です。
商品写真のクオリティを上げる
オリパ販売では、商品写真が購入者の印象を大きく左右します。
暗い写真やピントの合っていない写真では、どんなに良い内容でも魅力が伝わりません。
撮影のポイント:
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明るい自然光の下で撮影する
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背景は白や黒などの無地にする(ごちゃごちゃした背景はNG)
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カードはスリーブに入れて清潔に見せる
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スマホでもOKだが、撮影後に軽く明るさを調整すると効果的
可能であれば、「開封イメージ」や「パック外装」の写真も載せましょう。
購入者が購入後の体験を具体的にイメージしやすくなります。
梱包と発送の丁寧さを意識する
カードは非常にデリケートな商品です。少しの衝撃や湿気で価値が下がることもあります。
発送トラブルを防ぐために、梱包方法には細心の注意を払いましょう。
安心の梱包手順:
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カードをスリーブに入れる
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硬質カードケース(トップローダーなど)に入れて保護
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防水用にチャック付き袋(OPP袋)に封入
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緩衝材(プチプチ)で包む
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封筒や小箱に入れ、封をしっかり閉じる
発送のポイント:
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追跡番号付きの方法(例:クリックポスト、ネコポス)を使用する
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発送予定日を商品ページに明記する
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発送完了後は購入者にメッセージを送って安心感を与える
SNSで宣伝し、反応を観察する
BASEの集客だけに頼らず、SNS(X・Instagram・TikTokなど)を使って自分のお店を発信しましょう。
開封動画や当選報告を投稿することで、信頼感を高められます。
宣伝のコツ:
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「#オリパ開封」「#カードコレクション」など人気ハッシュタグを活用
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投稿には明るく前向きなトーンを意識する
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宣伝だけでなく、購入者の投稿を紹介してコミュニティを作る
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宣伝頻度は週1〜2回を目安に継続する
SNSは“広告”ではなく“交流の場”として使うことが成功のカギです。
テスト販売とフィードバックの活用
友達や知り合いに購入してもらい、率直な感想を聞くことで、多くの改善点が見えてきます。
特に「発送スピード」「商品説明のわかりやすさ」「梱包の丁寧さ」などの評価は重要です。
フィードバックをもらう際のコツ:
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具体的な質問をする(例:「説明文は分かりやすかった?」)
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良い意見だけでなく、改善点も歓迎する姿勢を見せる
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改善した点をSNSで報告して透明性を高める
トラブル対応は「誠実さ」がすべて
どんなに気をつけていても、発送事故やカードの破損などのトラブルは起こり得ます。
そのときこそ、販売者の本当の評価が決まります。
トラブル時の対応原則:
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落ち着いて、事実関係を確認する
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購入者に丁寧な言葉で謝罪し、対応方針を明確に伝える
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必要に応じて返品・返金・再送を提案する
誠実な対応を続けることで、トラブルを「信頼を築く機会」に変えることもできます。
SNS上でも、丁寧なやり取りが見えることで、他の潜在顧客からの信頼も得られます。
まとめと次のステップ
BASEでのオリパ販売は簡単そうに見えても、実際にはしっかりとした準備と法律の理解が必要です。
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古物商許可を取得する
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情報を正確に記載する
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お客さんを大切にする
この3つを意識すれば、安心して続けられるショップを作ることができます。
BASEでのオリパ販売は、カードを売るだけでなく、「信頼」という目に見えない価値を築く仕事です。
時間をかけて信頼を積み重ねていくことが、最も確実な成功への道です。
まずは古物商許可の申請から始め、少しずつ自分の理想のショップを形にしていきましょう。

